Dictation

VOICE RECOGNITION

杏林大学 放射線科 土屋一洋 先生
株式会社アドバンスト・メディア
社団法人長崎医療研究所 長崎琢麿

放射線領域におけるDictation deviceとして、国内ではDefect Standardとも言える
Advanced Media,Inc.のAmiVoiceという製品があります。しかし、
AmiVoiceはMicrosoft Windows環境下で稼働する動作制約があり、Multi platform
環境下での動作が行えない不都合があります。我々はPlatformに依存しない、全く新しい
音声認識ディバイスを研究することにしました。

Deviceとして採用したのは、世界で人気の高いApple iPhoneを採用しました。
iPhoneに音声認識Engine Softwareを実装し、音声認識から編集までをPC Lessの
環境で行いPCへ文字情報を転送します。ここで実装する音声認識Engineは、iPhoneに
実装されているVoice Control Engineとは異なり、AmiVoceで築き上げた
音声認識Technologyと、新規に実装するContainer EngineによりStressの少ない、
全く新しいDictation環境が整うことになります。各PC Platform側では、iPhoneから
転送される情報を受信するReceiver Softwareを起動するのみとなります。
これによりWindows環境の他、Mac OSやLinux等のMulti Platform下で、
Dictation Report環境が整うことになります。また、iPhoneはSmall Deviceであり、
Wireless環境での動作であることから、手術やカテーテル等の術中記録にも応用が
可能となります。Dictation環境も、放射線領域から他の領域へと応用領域は広がると
考察しています。